この多額の誤送金を受け取った田口翔さんは、それをオンラインカジノで使用してしまったことにより、返金を拒否したことによりさらに話題や注目を集める結果となりました。
そして、田口翔さんが使用してオンラインカジノの1つにアロハシャークが含まれていることがわかりました。
当記事では、4630万円の誤送金をオンラインカジノに使用した事件の概要や事件のその後についてまとめています。
この記事を読んでわかること
といった日本中で多くの人が注目した山口県阿武町の4630万円誤送金事件についてわかりやすく解説しています。 |
山口県阿武町4630万誤送金事件とは?
日本で話題になった4630万事件。山口県・阿武町が24歳の男にコロナ関連の給付金4630万円を誤って振り込んてしまったという事件です。
4630万円を受け取った田口翔さんは誤給付と知りながら全額をオンラインカジノで使用してしまったことにより、返金を拒否しました。
捜査の結果、田口容疑者の口座では、4630万円が振り込まれた当日の4月8日から4月19日までに、最大で400万円など34回の出金が確認されていました。
田口翔さんの銀行口座残高は、誤入金時には4630万円以上ありましたが、6万8743円しかなくなっていたといいます。
給付金をオンラインカジノで利用してしまったという事件は日本で大きな話題となり、オンラインカジノの存在が大きく知られるようになるきっかけにもなりました。
アロハシャークなどから回収に成功
返金に応じない田口容疑者に対して、阿武町は弁護士を採用。
田口翔容疑者のデビットカードや決済代行会社経由で、利用していたオンラインカジノを特定することに成功しました。
その中には、アロハシャークも含まれていたようです。
田口容疑者はその他にも複数のオンラインカジノを利用して、資金を隠していたようです。
そして、阿武町が国税徴収法にもとづいて田口容疑者が利用した決済代行業者3社の口座を差し押さえることで、4630万円の大半を回収することに成功します。
ですが、まだすべての調査は終了しておらず、今後もどのように資金が動いていたのかを調査する必要があるとその後も長期に渡って事件についての調査が行われました。
山口県阿武町4630万誤送金事件のその後は?
4630万円の誤送金という前代未聞の事件で日本中の注目を集めた山口県阿武町と田口翔容疑者。
既にオンラインカジノでお金を使い果たしていたことから、返金を拒否していた田口翔容疑者ですが、2022年5月18日に「電子計算機使用詐欺容疑」で逮捕されています。
詳しい捜査の結果、カード決済や複数のオンラインカジノでの使用が発覚し、逮捕時には数万円しか残っていなかったようです。
田口翔容疑者が財産的価値があるものを所持していなかったことから、「返済は不可能」「働いて返すしかない」という結論に至ったようです。
決済業者から約4300万円が返還される
しかし、5月20日に、決済業者が約4300万円を阿武町に返還します。
この時の決済業者が後に逮捕される「スモウペイ」の運営会社ではないかとも言われています。
YouTuberのヒカル氏が不足分を補填
決済業者から返還があったものの、それでも約340万円が不足しているという状況になりました。
その不足分を有名YouTuberのヒカル氏が補填したことで、今までにはない層からの注目を集めることになります。
不足分の補填をする理由として、
- 善意だけではない
- 田口翔容疑者の注目度を利用して広告塔に起用したい
などを挙げています。
実際に不足分を補填した後、判決後にヒカル氏は田口翔被告とビデオ通話を行い、田口翔被告はヒカル氏に対して感謝の言葉を述べています。
2人の話し合いの結果、ヒカル氏が補填した約340万円は、田口翔被告への貸付とし、毎月5万円ずつ返済していくことになりました。
田口翔被告への判決
裁判の結果、田口翔被告には「有罪判決・懲役3年・執行猶予5年」という判決が言い渡されました。