ギャンブル依存症、あなたは大丈夫?
ギャンブル依存症は、「日常生活、社会生活に支障が出るほどギャンブルにのめり込んでいる状態」のことを指し、精神疾患の1つとしても分類されています。
ここでいうギャンブルは、パチスロ、公営競技(競馬、競輪、競艇、オートレース)、カジノが主に当てはまるでしょう。
また、ギャンブルではありませんが、FX、株といった投資でも似たような症状は見られるようです。
当記事では、依存症の症状やなりやすい人の傾向などを解説しています。
たった3分で読み終えることができるので、「自分はギャンブル依存症じゃないのか?」と不安や心配をしている人は、ぜひ読んでみてください。
この記事を読んでわかること
など、ギャンブル依存症の基本情報など、役立つ情報をわかりやすくまとめています。 |
ギャンブル依存症の症状
ギャンブル依存症の症状は以下のようなものがあげられます。
ギャンブル依存症の主な症状
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誰でも最初は「賭けを楽しむ」ことが目的で「楽しくなくなったらやめよう」「お金がなくなったらやめよう」と考えているはずです。
しかし、のめり込みすぎるとギャンブルの目的が「楽しみ」から「不安の解消」「より強い興奮を得たい」といった状態になってくるのです。
そうなってくると辞めたくても簡単には辞められなってきます。
ギャンブルを続けるために借金をしたり、周囲と金銭的なトラブルを起こしたり、犯罪にまで手を染めることもありえるのです。
ギャンブル依存症になりやすい人の傾向は?
ギャンブル依存症になってしまう原因ですが、環境や遺伝、性格などいろいろな要素が絡み合っていると考えられています。
ギャンブル依存症になりやすい人の傾向・特徴
環境:家族や友人にギャンブル好きが多い、身近にギャンブルがあるなど |
その他、「薬物、アルコール依存」「強迫性障害」「ADHD」などの精神障害も原因の一つになりますし、「男性」の方がギャンブル依存症になりやすいという傾向があります。
ギャンブル依存症になっていると「次こそは勝てる」「自分はまだ大丈夫だ」という、偏った思考を持ちがちになるので、自分の力だけで治療していくのは非常に困難です。
病院やクリニックなどを受診し「認知行動療法」を受けることが、ギャンブル依存症から脱却するのに有効だと言われています。
ギャンブル依存症かも!と思ったら
ギャンブル依存症の克服には、本人の努力だけではなく家族や周りの人の協力が必要不可欠となってきます。
ギャンブル依存症は「病気になっていることを本人が自覚しにくい」という特徴があるからです。
周りから見れば、明らかにギャンブルにのめり込みすぎているにもかかわらず、本人は
「ギャンブルは健全な娯楽だ」
「借金はあるけど、次こそは勝って取り返せるから大丈夫」
「その気になれば抑えることはできる」
といった偏った思考を持ちやすく、問題として捉えられなくなっているのです。
ギャンブル依存症の治療は、まず本人が依存症になっていることを認めることから始まります。
しかし、依存症になっている状態では、本人の意志だけではどうにもならないことが多い。
また、本人は止めたいとは思っていても「自分はなんて意志が弱いんだ…」と悩んでいるケースもあります。
そこに家族から「意志が弱いからだ」と追い打ちをかけられてしまうと、余計ストレスから逃げるようにギャンブルにのめり込んでしまうことも考えられます。
まずは、家族が専門の医療機関に相談することをお勧めします。
医療機関への相談とあわせて「依存症についての講演会を聞く」「ギャンブル依存症について解説している本を読む」などして、まずは周りの人がギャンブル依存症への理解を深めることが大切です。
「これだけあなたのことを心配して動いています」という行動を見せることで、本人の気持ちが変わることもあります。
まとめると、ギャンブル依存症の患者をお持ちのご家族は、以下のような姿勢が大切となってくるでしょう。
ギャンブル依存症の人の家族や周りの人ができること
・本人の努力任せにしない |
克服までに時間がかかるプロセスですが、ギャンブル依存症は治ります。
根気よくギャンブル依存症のご家族と向き合い、前向きに取り組みましょう。